中毒性が高いのはテクノ BGMにテクノ ジョン・ホプキンスの絶妙なテクノ具合〜
ジョン・ホプキンスはテクノ畑では五本指に入るお気に入りのアーティストです。
あのレイハラカミがとりつかれたように聞いていたという逸話を聞いて手をだし、そのままその魅力の虜になりました。
ドラムンベース系のアーティストやデトロイト系より分かりやすく、一般の人でも受け入れやすい懐の広さがジョンホプの魅力ではないでしょうか?
イーノの右腕とも呼ばれ、御大からの信頼が厚いのも頷ける良心的なアーティストです。
特にジョンホプのアルバムの中でも美しさや親しみやすさのある「insaides」収録の「Light through the Veins」は、自分の中では砂原良徳の「Lovebeats」やエイフェックスの「boys/girls song」URの「windbells」などと並び、いつまでも聴いていたいフェイヴァリットテクノナンバーの一つです。
テクノでツボがはまった曲は、いつまで経っても飽きない。
ロックに比べて的中率は低いかもしれませんが、テクノで波長が合ってしまう曲の中毒性は非常に高く、底なしの酩酊を味わえてしまいます。
どちらかといえば、方法論や構造、その成り立ちもジャズに近いのだと思うのですが、そのため非常に泥沼化しやすく、ループしていつまでも聴いていたいと言う欲望がふつふつと湧いてきて非常に危なっかしい魅力がありますw
ジョンホプの「Light through~」もそんな一曲で、曲自体が閉じていないというか、無限の広がりを持つという意味ではアンダワの「Rez」や電グルの「虹」の系統というと伝わりやすいかもしれません。
テクノのお気に入りは大概が、その展開や旋律が完結していないというか、曲自体が閉じていないからこそ、いつまでも引きずってしまう。
歌ものに比べ、BGMとしても十分機能するけれど、集中して聞くと発見がいつもありいつまで経っても新鮮な聴く喜びがある。
個人的には読書のBGMには案外重宝していて、目を休めたい時に音に耳を傾けると、BGM以上の面白さがあるというジャズ同様重宝する音楽なのです。
特に個人的におすすめのテクノアルバムをあげると
砂原良徳/Lovebeat
reiharakami/red curb
この3枚はコルトレーンやローランド・カークと並んで、不滅の読書BGMアルバムとして愛聴しています。気が向いたら是非に。