フジロック2019 寸評 裏ベストはブルースブッチャーズ

 今年のフジロックは、初日に見たいアーティストが集中。

2日間にしようかと思ったら、大本命のキュアーが最終日ということで、3日間参加になったのもある。

キュアーは別格として、本命ベストはジャネール・モネイだったと思う渋さチビズや中村佳穂、オリジナルラブクラムボン、MITSKIあたりが妥当な線か。

ただ、正に裏ベストと言って良いくらいに痛快だったのがアバロンでやったブルースブッチャーズ feat うつみようこ

ブルースやジャズやソウルがごちゃごちゃに絡み合ったジャンルレスなブラックアメリカンミュージック。そういうのが大好きな人間にとっては、最上の演奏。

ブルースハープはサックスに負けやしない!と豪語するような迫力満点のブルハに渋いスライドギター、リズム隊はがっつりリズムをキープし、グルーヴを絞り出す。

そこにうつみようこ永井隆の間違いないボーカルが絡めば最上のブルースロックの演奏が出来上がる。

もう予想外なことがないくらいに鉄板のナイスな演奏w

とにかく盛り上がり方が半端なくて、いつまででも聞いていたい痛快な演奏だった。

目新しさはないし、相も変わらぬ演奏といえば演奏なんだけど、だからこそスルメのように時が経てば経つほどに味わい深い。

こういうバンドがしっかり出て、良い演奏をしている間はフジロックは安泰なんじゃないかなんて思ったりする。最高でしたw

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