バンクシーとは? Massive Attackファンから遠く離れて

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今回は音楽の話ではありませんw

アメリカーナ!ギリアン!パンチブラザース!といつもわめいていますが、実はマッシヴアタックのファンでもありまして、フジロックのベストアクトベスト3にマッシヴは入ると公言しています。

そのマッシヴアタックの3Dではないか?と噂されるバンクシーのカタログというか、密着写真集というか、なんかそんな風なものが発売になります。

発売を知って、定価1万2000円!なんと税別!という値段にも躊躇いました。

人生史上、もっとも高値の本はB・デイヴィットソンの写真集(約3万)ですが、それに次ぐ値段となると悩みます。そういう小市民ですw

色々考えました。ただ、バンクシーをアーティストと考えるか、それとも策士と考えるか?パフォーマーと考えるか?マッシヴのメンバーと考えるかw?

いやいや、何よりバンクシーは「現象」なんじゃないか?と思ったのです。

バンクシーの作品を視察した小池百合子都知事は、すでにバンクシーの作品のモチーフに取り込まれたし、例のオークションの会場にいたいけ好かないセレヴアートディーラー達もバンクシーの作品に取り込まれたんだと思います。

バンクシーの作品がどこかで発見される度に、多く人がバンクシーに巻き込まれていく。しかも、ちょっと間抜けだったり、ちょっと被害者だったり、とにかくユーモアとアイロニックを武器にする「バンクシー」に取り込まれているように見えるのです。僕にはw

で、バンクシーの「現象」に少しでも参加したいと思っているなら、この写真集を買うこともバンクシー現象にちょっとでも参加するチケットみたいなものなんじゃないか?と思ったのですw

ならば、私は買いたいw参加したいw

マッシヴのライヴのチケットだって、これくらいするんだからモノとして所有できる分だけ安いくらいなんじゃないか?と思いました。

しかも!今回の発売で予約をすると、抽選で一名様にバンクシーの作品10ポンド紙幣がプレゼントとあります。

これ購入者がどれくらいなのか(全世界限定2万部となっているけどw疑わしいw)知りませんが、当たれば結構な利益になるんじゃないか?と。これって宝くじより確率的には高いはず。そう考えるなら更に安いw!

芸術を金ではかるなんてあさましい!と思うかもしれませんが、バンクシーの場合、それも一つのバンクシーwというか、その芸術作品を金で換算すること自体が、バンクシーチックな行為(パフォーマンス)と言えなくもないw

目ん玉をドルマークや円マークにするのもバンクシー現象と言ってもいい…いいじゃないかw!と結論に至り、ポチッとしてみましたw

いや、この思考過程もバンクシーっぽくて楽しかったし、買う前から楽しませてもらっています。

コロナ騒ぎで陰鬱とする昨今、バンクシーの本ですでに2〜3時間ほど楽しませてもらっちゃいました。

いや、考えれば考えるほど、バンクシー的な楽しみを満喫できるような気がします。

買って、「チェッ、買うんじゃなかった」とうっかり思った時も、バンクシーに踊らされる俺というバンクシーの作品になった気分になれるし、抽選に外れてしまって「損した!」とイラつく自分もバンクシー的だし、プレミアつくかなあwなんてあさましく考えるのもバンクシーだと思う。

そう生活の中にバンクシーが降臨すると思えば、案外安いのかもしれないw

いっそのことうちの実家にバンクシーがペイントしてくんないかなあ…なんて無想することもあったりするくらいだから(日本の深刻な社会問題にも直結しているし)、まあ日々バンクシーになって、これから少しの間楽しませてもらおうと思うのです。