AOIFE O'DONOVAN / IN THE MAGIC HOUR
来日公演もあり、サラ・ジャローズ、サラ・ワトキンスと共に好事家から注目を集めるイーファ・オドノバンの最新作。
サラ×2も参加した④も収録されている上に、初回限定版にアコースティックEPが付いているとあって、久々の新作購入。
本作は、少しロック寄りなアレンジで、少しばかりオルタナカントリー色が薄らいでいて、奥行きのあるダニエル・ラノア絡みのU2のようなアレンジが目立つ。
マイ・モーニング・ジャケットのプロデューサーが手掛けているとかで、そこらの影響が強いのか。ちょっと肩すかしの印象もある。
楽曲もサラリとした耳触りの良いものが多く、じっくり聞いていくことで味わいが増すタイプの作品のよう。
ひっかかりが少なく、個人的にはちょっと物足りないかな。
ここは一つアコースティックEPが聴き所と言った方が良いかも。
スプリングスティーンの「ネブラスカ」をカバーしており、本作からも3曲がアコースティックVerで収録されている。
「ネブラスカ」は出色だし、アコースティックEPの方がイーファの透明感溢れる声が活きている。
初回限定版を買う事をおすすめします。