フジロック 2016 今年の台風の目の一つはスクエアプッシャー?
フジロック第二弾が発表され、ベックやレッチリの話題が盛んですが、今までの出演者の中で個人的に注目は、なにげにスクエアプッシャーだったりする。
実はスクエアプッシャーはかなり新世代ジャズアーティストからのリスペクトがある。D・ボウイの「ブラックスター」でドラムを担当していた新進気鋭のドラマー、マーク・ジュリアナはスクエアプッシャーの大ファンで、スクエアプッシャーのドラムンベースの音に合うようにドラムセットをアレンジしたとまで言われています。
今年のフジロックの傾向として「黒い」が挙げられてますが、その筆頭がロバート・グラスパーとカマシ・ワシントンでしょう。
この二人もジャズ系からの刺客とでも言うべき存在で、これに今後新たにジャズアーティストが加われば、スクエアプッシャーとの絡みも期待したくなってしまいます。
テクノとヒップホップの方法論を取り込むことで、現在ジャズは劇的な変化を起している訳で、その背後にはスクエアプッシャーの影がちらついているのです。
スクエアプッシャーことトム・ジェンキンソンはジャコ・パストリアスをリスペクトするベーシストでもあって、レッチリのフリーが「世界最高のベーシスト」と賞賛するくらいの腕前です。
どうですか、このベーシスト・トムの熱いステージはw
今年のフジロックでは、こんなステージを見せて欲しいと本気で思ってます。
ここは一つテクノアーティストとしてでなく、熱血フリーベーシスト・トム・ジェンキンソンとしての出演を熱望したい。
この新世代ジャズとスクエアプッシャーのミッシングリンクを明るみにする意図をもってのフジロック招聘であれば、これは正直面白過ぎる。
R・グラスパーとスクエアプッシャーの共演とかあれば、海外でもあり得ないような挑発的なブッキングと言えます。
ここは一つ、是非ともスクエアプッシャーを絡めた新世代ジャズとその未来を感じさせる構成をフジロックには期待したいところ。
頼みます!