フジロック2019 電気グルーヴキャンセルについて思うこと

衝撃的だったピエール瀧逮捕から数日で、フジロック出演キャンセルが発表。

まだ4ヶ月あります。もしかしたら、苗場のクローズした空間であれば、電気グルーヴの勇姿を見ることができるんじゃないか?もちろん法的な処理を行った上で、ボランティアの一環としてフジロックでのパフォーマンス、並びに会場の清掃などを実施。

ま、会場がパニックになるわ、マスコミが押しかけちゃうわでダメですかねw

スマッシュが最後まで粘ってくれるんじゃないかと僅かな期待を残していたんだけど、まあ仕方ないでしょう…

ピエール瀧のコカイン使用については、思う所はあります。

まず大麻などではなくコカインだったこと。ここで正直アウトの印象がありました。

正直重度の依存症の可能性も高いし、ドラッグに貴賎があるわけじゃないけど、大麻に比べてコカインはタチが悪いという印象があります。

個人的な見解ですが、「ドラッグの良い悪いというのがあるならば、人の手が入っているものはダメ。自然なものであれば許容されてもいい」

日本では法で禁止されてますからダメはダメなんですが、少なくとも使用が認められている国であっても、人の手が入っているドラッグはやっぱりダメだと思います。それは快楽をより強く追求することが目的になっているからだと思っています。

そこは結構自分の中では明確で、ピエール瀧は大好きなアーティスト?ですが、罪を償うべく、法的な処理を受けるのは当然でしょう。

しかし、それに対する周囲の反応に違和感ばかり感じます。

出演作の配信停止、電気グルーヴの作品の回収、石野卓球のイベント出演中止。

そこまで根こそぎにやるのか?という印象しかありません。

ベタではありますが、だったらジミヘンやジャニス、ビートルズも含め、日本のレコード会社は薬物使用が明確なアーティストの作品を撤回してくれよ、と正直思います。

変な話ではが、事務所やレコード会社が自己保身に走っているとしか思えません。

別に何かしろとか言ってるわけではありません。でも、電気グルーヴが日本のテクノに与えた大きな影響を鑑みれば、レコード会社は、これは文化的な遺産のようなものとして死守する対応くらいはあっても良いかと。

宣言する必要もなくて、そこは黙って販売継続していればよかったと思うのです。

犯罪者を社会から抹殺するくらいの勢いなのには恐怖さえ感じます。

個人的には初犯なので執行猶予。ボランティア活動などを含め更生プログラムを制度化し、薬物依存の人々が再犯に走らないような筋道を具体化する必要があると思います。

ピエール瀧の人徳からか、今回そのような報道や対応に対しての疑問の声が目に見える形で上がったのですから、制度化した上でピエールプログラム、もしくはウルトラのプログラムとでもして笑い飛ばせる時がくるのを願うばかりです。

おそらく彼らの代表作「A」を聞きながら、結局信念を持って行動ができる大人が減っていることで、すごく息苦しくて歪な世界が出来上がっているように思えてなりません。

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