平成最後の崇高なBL? 電気グルーヴの純粋な愛を歌うのが困難になった時代に奏でるツイッターでの愛の歌
フジロック2019 出演アーティスト第三弾発表!
出ましたね、第三弾。
今回は予想通りの邦楽枠の本格的な発表といって良いでしょう。
なかなかなラインナップ&セレクトで正直嬉しいです。
あ、ちなみに今回はソウルフラワーと中村佳穂の2組を的中。
チームとしては、竹原ピストル、七尾旅人、思い出野郎Aチーム、GEZANと6組的中。
かなりの確率ではないでしょうか?邦楽で数を稼ぐのは少々複雑な心境ですが…
ちなみに我がチームではエントリーしてはいけないレジェンド枠があります。
浅井健一、加藤登紀子、シアターブルック、ウペンドラ&フレンズなどですw
話がそれましたw
今回は復活枠と言うか、久しぶり枠の渋さ知らズオーケストラとソウルフラワーユニオンが嬉しいですねえ。ステージ割もどこになるのか?単純にヘヴンじゃないような…
意外と言うか予想通りと言うか平沢進もこういう機会にライヴを体感するのは楽しみなアーティストと言って良いでしょう。孤高のテクノ神と言うか、ヒカシューとPモデルって世代じゃないですけど、近寄りがたい崇高なテクノと言うかロックのカウンター的ん存在に見えてました。当時。そんな平沢進がどんなステージを見せるか注目です。
七尾旅人はバンドセットでの出演でしょうか?そういう楽しみもある。
中村佳穂は、最近ぐいぐい評判をあげているだけに、出るだろうなあとは思っていましたしたがビンゴですね。ちょっとインプロ寄りのクラムボンとでも言いましょうか?ライヴが楽しそうな跳ねた感じの演奏に期待は高まります。
個人的な感想はこんなところでしょうか?
第四弾は数は少ないけれど、洋楽の大物いくつかと邦楽系ですかね。
それにしても1日目の充実っぷりがハンパありませんね。
1日目と3日目に固まってるって、やっぱりフジロックはいけずですねえw
2日に絞りたかったあざとい目論見を徐々に崩されているような…w
フジロック2019 こういうのが出ると妄想が膨らむだけ、膨らむ Mercury Rev "Bobbie Gentry's The Delta Sweete Revisited"
友人から薦められて、ジャケットを見た瞬間に多分ヤバいやつだと感じましたw
ジャケットも良いですねえ…惚れ惚れしちゃいます。
ノラ・ジョーンズとかルシンダ姐が参加しているとか、ボビー・ジェントリーってカントリー歌手のカヴァーだとか、情報の一つ一つにいちいちそそられましたが、ここだけの話、マーキュリー・レヴが個人的にはちょっと終わったバンドの印象がありましたw
基本的にはフレイミング・リップスとかと並ぶサイケバンドの牙城の印象があったけれど、ちょっとテクノというか電子系に振れて、少々失速した印象がありました。
事実とても惹かれた「SNOWFLAKE MIDNIGHT」後、アルバムを追っていません。
とはいえ、マーキュリーレヴとルシンダ姐の組み合わせは聞き捨てならないのです。
まずノラ・ジョーンズをフューチャーした①でノックアウトされました。
どこか大好きなアメリカンゴシックとでも言いましょうか、ジョニー・キャッシュやジョー・ヘンリー、ルシンダ姐の世界に近いざらついた陰鬱としたアメリカの耳障りがメチャクチャ好みでした。
ジョー・ヘンリーやポーティスヘッド、マッシヴとか好きな人にはたまらないものがあるのではないでしょうか?
勿論ノラの鮮烈なオープニングを受けてのルシンダ姐の幕引きも当然素晴らしいものがあります。
アメリカーナな歌い手の中では歌声、歌い方での説得力では随一のルシンダ姐のエンディングはパーフェクトに近いものがありました。
勿論、ベス・オートンやマーゴ・プライスのfeat曲も味わい深いものがあります。
残念ながら私はボビー・ジェントリーを知りませんでしたが、このままオリジナルを知らない方が、このアルバムを楽しめるような気がして意識的に聞いてません。
強いていえば一人のシンガーの曲をカヴァーしているけれど、結構統一感がない。
メインシンガーが変わるが故にテンションがバラバラな感じがあって、マーキュリーレヴにしては全体を通しての印象にばらつきがあるのが少々不満といえば不満でした。
とはいえ、何度も聞きたくなる快作なのは間違いありません。
先日のラムチョップに続き、立て続けに愛聴盤になりそうなものに間を開けずに出会える幸せと、もう少し一枚づつをじっくり味わいたいという贅沢な不満に苛まれますw
で、こういう作品に出会うと、ついついフジに出ないか期待しちゃいますが、こればっかりは再現するならお金がかかっちゃいますねw
フジロック2019 今日はおあずけ、なので…ラムチョップの新作をw
今日はフジロック出演者第三弾発表があるかと思ったのですが、残念ながら追加発表はありませんでしたねw
ということで、今日はラムチョップの新作をw
2016年の「Flotus」で新境地を開いたラムチョップが、3年ぶりの新作を出したんですよw日本ではひっそりし過ぎた感じですがw
昨年、自分の中でのヘヴィロテヒットチャートベスト3に入る名曲だった「In Care of 8675309」の路線を深化させたような新作『This (is what I wanted to tell you)』は、じわじわと沁みる快作のようです。(まだ聞き込んでないので、すみません)
ボン・イヴェール的なロボ声にSSWらしい繊細なポップミュージック。誤解を承知でわかりやすく言うと、そんな感じでしょうか?
ラムチョップは紹介される時、必ずオルタナカントリーと言われますが、正直ピンときません。単純にナッシュビル出身というだけのような気さえします。
近いのはマグネティックフィールズあたりの音でしょうか。
さて、そのラムチョップの新作はボン・イヴェールのサイドマン、マット・マッコーワンも参加しており、その影響下にあることを明確にしているように思えますが、スタイルは似ていますが、印象はかなり違いました。
今にも飛び散ってしまいそうな音の粒の塊がかろうじてメロディを軸にして歌をキープしているようなテンションの高い音が印象的な一枚でした。
ロキシーミュージックの「アヴァロン」のようなAORっぽくもあるけど、BGMにならない妙なテンションの高さがあります。
ポップスやカントリーの要素も当然ありますが、そこにジャズや現代音楽の要素が散りばめられたような美しさと緊張感のみなぎった曲の数々。
美しいという印象と、前作よりも深みを増した強靭な世界観の印象が強くします。
しばらく聞きながら、また改めて感想を述べたいと思っています。
ヘヴンで早朝かしんとした夜のしじまにゆったりとライヴをやってくれたら最高なのになどと無茶な妄想をしてしまう今日この頃。
今年のベスト候補になりそうな予感ですw
一度は行ってみたい国内フェス Circle
国内のフェスの中でも、そのラインナップのセレクトで光るものがあるのが、北海道のライジングサン、長野のりんご音楽祭、名古屋の森、道、市場、そして福岡のCircleが個人的には好みです。
今年のCircleは例年にも増して、自分好みで、ああ行きたいと正直思ってしまいます。
特に今年は毎年出演の細野さんは別格にしても、バッファロードーター、砂原良徳、大貫妙子、前川清とバラエティに富んでいるのと、個人的に贔屓にしている中村まりが出演するという幅の広さが魅力ですかね。
ただちょっと平均年齢が高いような気もしないではないですが…
1日目が動、2日目が静となっているような感じで、2日目のまったりした感じはちょっと魅力的。
当然締めは細野さんなんだろうけど、そんなまったりと締めてくれるフェスも、初夏だったりするとなおのこと心地よし感じなんだろう、なんて想像してしまいます。
ほぼほぼ好きなアーティストしかいないフェス。
でも、案外そういうフェスはせわしなくなってしまって、ゆっくり楽しめなかったりするのがフェスの不思議なところでもあるのだけれど…困ったものです。
Bruce Hornsby&The Noisemakers REHAB REUNION
どのくらいの音楽やバンドが時代の風化に耐えるのか?
どのくらいの音楽や懐古趣味に堕することなく響き続けるのか?
考えたりすることありませんか?
ビートルズとかニール・ヤングとか、ディランとか、時代の風化に耐えるのが誰の目にも明らかなものもあります。
一方で、こんな気骨があったのか…と驚かされるものもあります。
日本でいえば人間椅子とかJITTERIN'JINNとか、一発屋だろうと思っていたバンドが長い年月を経て、キャリアも含めて良い塩梅に響くものもあったりします。
案外このような予想外のアーティストが、一層愛おしく思えたりもするものです。
そんな一発屋エピソードでばかり紹介しているのが、このB・ホーンスビーですw
こんなこと言ってますが、私持つい数年前まで一発屋くらいにしか思っていませんでした。
それがふとしたきっかけで聞くようになれば、ずぶずぶとw
斬新さだの、時代を変えるだの、革新性と言ったものではありません。
シンプルに「いい音楽」があるだけなのが 潔くて心地よいです。
弾けるピアノやうねるベース。パッキパキのドラム。ザッパばりにダサいエレピやパッキパキのホーン。音が好きな人たちが演奏しているのがよく分かります。
個人的にはリトルフィートとダブるところがあります。グルーヴを大事にしながらもメロディは当然の如く一級品。
どこにも属さないが故に孤高であり唯一無二の存在。とはいえ決して敷居が高いわけではなくポップミュージックであることを忘れない。
素晴らしいスタンスです。
Rehab Reunionは2016年の作品。
砂漠の山なのかと思っていたジャケットだけど、どうやら何かのストリングスのようです。不思議ですが、どこかエレガントなのは、まさにアルバムの内容そのものです。
この作品で驚くのは、ゲストにジャスティン・バーノン(Bon Iver)やメイヴィス・ステイプルが参加していることでしょうか?
今や時代を引っ張る新旧アーティストが参加しているあたり、やはりホーンスビーが只者ではない証左と言えるのではないでしょうか?
ホーンズビーの魅力を知りたければライヴ盤「Bride of the Noisemakers」と「Here Comes The Noisemakers」の二枚からと言ってもいいですが、このスタジオ盤もなかなかどうして素晴らしい出来栄えです。
エレガントかつ後半に向かうに連れて徐々に盛り上がっていく構成も素晴らしく、聞くたびに発見があります。
先入観をのけて、一度聞いてみてはいかがでしょうか?
フジロック2019 参考資料 グラストンベリー
グラストンベリーの出演アーティストが発表になりました。
コーチェラなどに比べると、親しい名前が結構あってほっとしますね。
ヘッドライナーもフジと同じキュアーがw とにかくキュアーのフェスでの安定度は群を抜いていますね。80年代のバンドでありながら、不動の人気には今更ながら驚かされます。ファンとしても嬉しいですね。
他きになるところでは、テーム・インパラの人気です。
このバンドいつの間にこんなに人気が出たんでしょうかwギターバンドとしては異例なくらいの出世ぶりですね。
ケミカル、バンパイアあたりの人気が意外と低いような気がしますが、とはいえ、それなりに親しみがあるだけに安心できます。
それにブラック系のジョルジャやジャネルなどは納得だし、カマシあたりも正当な評価を得てるのかもしれませんね。
それより何より、今年のヘヴンのレジェンド枠に是非、Mavis Stapleを呼んで欲しいですね。今、もっともみたいアーティストの一人です。
レジェンド枠なんて呼び方はメイヴィスに失礼です。現役バリバリの注目アーティストですよ、間違いなくw
今まさに何度目かの脂の乗り切ったアーティストと言ってもいいかも。
スマッシュさん、是非に〜!