オルタナカントリー
ブルース・ホーンズビーは、こと日本では相当誤解されているアーティストの一人でしょう。 80年代に大ヒット曲「Way It is」があるものの、その後、ジャンルレスな作風や活動もあって、情報が入らない(捉えきれない)為に日本では「一発屋」のイメージしか…
www.youtube.com 巷で(勿論、好きものの間でですがw)評判のMolly Tuttle。 ルシンダ姐やギリアン姐は言うまでもなく良いのだけれど、カントリー畑で言えば、少々亜流と言わざる得ません。 女伊達らというか、ダミ声だったり、従順じゃなさそうだったり、正…
www.youtube.com ひっそりとリリースされた1stアルバムで、アメリカーナ愛好家に大きな衝撃を与えてくれたBonny Light Horsemanが再始動するようです。 アナイス・ミッチェルのソロアルバム、Big Red Machineでテイラー・スウィフトと肩を並べてのボーカル…
ギリアン・ウェルチ 1967年に生まれたギリアン姐は、出世作「Orphan girl」とあるように、実際に孤児であり、ウェルチ夫妻に引き取られ、育てられました。 学生時代はゴスバンドなどでベースやドラムを担当、友人がスタンレーブラザースの音源に合わせて演奏…
イーファ・オドノヴァンの傑作2nd「マジックアワー」にはデラックスエディションがあって(結構入手困難)、そこにスプリングスティーンの「ネブラスカ」のカバーが収録されています。 世間的には「ボーン・イン・ザ・USA」の大ヒット後の超激渋アルバム…
お祭りが始まる。 パンチが新作をリリースする時は、当然どんちゃん騒ぎでないといけません。 何せ、今世紀を代表する天才バンジョープレイヤー、クリス・シーリがスペシャリスト集団パンチブラザースを率いて、さまざまなジャンルを横断する作品を世に放つ…
アメリカーナを定義付けするという難題を自分に課したりしているのだけれど、これに対する答えはないと思っていて、移民たちによってアメリカでグチャグチャにかき混ぜられたミクスチャーミュージックというしかないでしょう。 だからこそジャズやカントリー…
今一度言っておきますが、クリス・シーリを天才と呼ぶことに全く躊躇いはありません。2012年に、あのマッカーサーフェローを受賞したと云う、つまり公然と天才と認定されたとほぼ同じ扱いを受けているからですw その活動のスピードと広さは、あたかもプロレ…
コロナでEDMとか消えた気がするなあ…などと思っていたら、ダフトパンクが解散してビックリしましたw ダフトパンクって解散するんだ…と変に感心してしまったりして。 群れになって馬鹿騒ぎって音楽の大きな楽しみ方の一つだったと思うけれど、それが時代的に…
4月にサラの傑作が再プレスされるようです。 なぜかジャズ方面からの評価もあったらしく、サラの名前を1ランク上に上げた2013年リリースの傑作。 アナログ盤は、その後市場から消え、なかなか売りにも出なくなっていました。 カラーヴィニールじゃなくても…
アメリカーナ、特にカントリー寄りの2、3年前にリリースしたアナログとかが、かなり叩き値で売られるのを目にするとゲットする頻度が高い。 ここらを狙い目にする理由を説明すると長くなるので省きますが、ここらが当たりの確率が滅法高いのです。 OCMSは、…
ここ数年、ボブ・ディランの周辺は話題豊富で熱かったと言わざる得ません。 極め付けはノーベル平和賞で、誰もが驚き、ディランの偉大さに感嘆しました。 ただ、個人的には何度目かの絶頂期と言われるディランの最新作を聞くのさえためらわれるのが常だし、…
今やアメリカでは闇に葬られた感のあるウディ・アレンは、こう言いました。 「1930年あたりのジャズは、まるでハチミツのお風呂に入っているような気持ち良さがある」 この言葉は、戦前のジャズやブルース。まだ明確にジャンル分けのできない「ただ単にポピ…
遅まきながらメルカリに手を染めていますw 主にアマゾンとユニオンを主戦場にしていましたが、メルカリにも結構お宝があって、しかも値段設定がざっくりしているので拾いものがあったりします。 ここのところルシンダ姐熱が再燃していまして、しかもやっち…
以前、三軒茶屋でみた七尾旅人が内橋和久とライヴをやった時、七尾旅人の内橋へのいじりが激しくて、ちょっとヒヤヒヤするくらいでした。 先輩扱いがうまい、甘え上手。色々言い方はあるけれど、七尾旅人も先輩たらしなのでしょうw 先輩を先輩とも思わない…
www.youtube.com 先日、ネットで偶然ルシンダ姐の「world without tears」のアナログを発見して、即購入しました。よもやのアナログゲットw日本に入ってきていたこと自体が奇跡のようw まさかアナログが入手出来るとは思ってもいなかったので、柄にもなく…
オムニバスアルバムは厄介です。 参加アーティストは文句なし。これだけのアーティストが揃っていれば間違いないだろうと思ってワクワクしながら購入してみると、これが全体の印象がしょぼい。 加えて目当てのアーティストの楽曲が、結局ボーナストラックと…
パンチブラザースのライブでお馴染みの「Rye Whisky」の掛け合いや、アイリッシュトラッドでいうところのジグの演奏の時、クリス・シーリはとても嬉しそうです。 それを見る度、クリスがブルーグラスを愛しているのを再認識してほっとします。 パンチブラザ…
ここ日本において、アメリカーナ系のアルバムはただでさえ流通が極端に少なく、店頭で出会う率は限りなく0に近いでしょう(泣) ましてや、そのアメリカーナの中でもいぶし銀などと言われるアーティストとなったら最早見かけただけでも奇跡というものです。 …
そもそも情念の人なんだけど、ソロ1stの炎情ぶりが素晴らしい。 アラバマ・シェイクスも素晴らしいんですけど、どうも一本調子の印象が1stであったのは確かで、逸材だけどアラバマでやっていくと単調になりかねない危うさがありました。 ところが2ndで、…
フジッロックよりも期待度が高かったパンチ兄弟の来日公演。 最終日1stセットに行って来ました! 冗談抜きで現行アメリカンミュージック最重要バンドの一つと言っても過言ではないバンドの再来日公演だけに会場の熱気も半端じゃありません。 もちろん、今回…
その雑食性はいわずもがな、ワーカホリックな上に天才なクリス・シーリは神出鬼没と同時にパイセン、後輩関係なくクリスの蟻地獄に引き込まれてセッションさせられるのは、ここ数年の活動からも日常茶飯事です。 このスナーキー・パピーとの共演も珍しい映像…
ついに発表されたパンチブラザース来日公演! 今回は7/9〜7/124日間blue note東京で行われることが決まりました。パチパチ。 初来日公演ではステージに一本の集音マイクのみと言う驚きのセッティングながら、超絶技巧、驚異の音響でマニアも含め驚愕させた…
友人から薦められて、ジャケットを見た瞬間に多分ヤバいやつだと感じましたw ジャケットも良いですねえ…惚れ惚れしちゃいます。 ノラ・ジョーンズとかルシンダ姐が参加しているとか、ボビー・ジェントリーってカントリー歌手のカヴァーだとか、情報の一つ一…
今日はフジロック出演者第三弾発表があるかと思ったのですが、残念ながら追加発表はありませんでしたねw ということで、今日はラムチョップの新作をw 2016年の「Flotus」で新境地を開いたラムチョップが、3年ぶりの新作を出したんですよw日本ではひっそりし…
www.youtube.com どのくらいの音楽やバンドが時代の風化に耐えるのか? どのくらいの音楽や懐古趣味に堕することなく響き続けるのか? 考えたりすることありませんか? ビートルズとかニール・ヤングとか、ディランとか、時代の風化に耐えるのが誰の目にも明…
www.youtube.com スプリングスティーンと言うと「Born to run」を想像し、浜田省吾のようなバンダナ、Gジャン、Gパンに腕をまくったTシャツ。それにフリーウェイを疾走するバイクみたいなwそういうパブリックなイメージが殆どなんだと思う。(まあGパンって…
世の中には一発屋のイメージしかないけれど、B・ホーンズビーは本国アメリカではそれなりの地位を確立している。 リアルタイムで知っている人は一発屋のイメージ、リアルタイムを知らない人はほぼ全く知らない。それがブルース・ホーンズビーですw切なすぎる…
ついに出ました。 パンチ兄弟、待望の新作「All Ashore」! 前作「Phosphorescent Blues」で、ブルーグラスの境界線を軽やかに飛び越え、愛好家の度肝を抜いたパンチ兄弟が新作を提げて戻ってきました。 とはいえ、リーダーのC・シーリはメルドーとの共演作…
一発屋と言うのは、日本では結構笑われがちですが、海外では案外違うようです。 結構一時代を築いた人のような、敬意を払うニュアンスが入るようです。 このB・ホーンスビーも一発屋のイメージが濃いアーティストでしょう。 しかし、アメリカでは特にブルー…