オルタナカントリー
アメリカーナ、特にカントリー寄りの2、3年前にリリースしたアナログとかが、かなり叩き値で売られるのを目にするとゲットする頻度が高い。 ここらを狙い目にする理由を説明すると長くなるので省きますが、ここらが当たりの確率が滅法高いのです。 OCMSは、…
ここ数年、ボブ・ディランの周辺は話題豊富で熱かったと言わざる得ません。 極め付けはノーベル平和賞で、誰もが驚き、ディランの偉大さに感嘆しました。 ただ、個人的には何度目かの絶頂期と言われるディランの最新作を聞くのさえためらわれるのが常だし、…
今やアメリカでは闇に葬られた感のあるウディ・アレンは、こう言いました。 「1930年あたりのジャズは、まるでハチミツのお風呂に入っているような気持ち良さがある」 この言葉は、戦前のジャズやブルース。まだ明確にジャンル分けのできない「ただ単にポピ…
遅まきながらメルカリに手を染めていますw 主にアマゾンとユニオンを主戦場にしていましたが、メルカリにも結構お宝があって、しかも値段設定がざっくりしているので拾いものがあったりします。 ここのところルシンダ姐熱が再燃していまして、しかもやっち…
以前、三軒茶屋でみた七尾旅人が内橋和久とライヴをやった時、七尾旅人の内橋へのいじりが激しくて、ちょっとヒヤヒヤするくらいでした。 先輩扱いがうまい、甘え上手。色々言い方はあるけれど、七尾旅人も先輩たらしなのでしょうw 先輩を先輩とも思わない…
www.youtube.com 先日、ネットで偶然ルシンダ姐の「world without tears」のアナログを発見して、即購入しました。よもやのアナログゲットw日本に入ってきていたこと自体が奇跡のようw まさかアナログが入手出来るとは思ってもいなかったので、柄にもなく…
オムニバスアルバムは厄介です。 参加アーティストは文句なし。これだけのアーティストが揃っていれば間違いないだろうと思ってワクワクしながら購入してみると、これが全体の印象がしょぼい。 加えて目当てのアーティストの楽曲が、結局ボーナストラックと…
パンチブラザースのライブでお馴染みの「Rye Whisky」の掛け合いや、アイリッシュトラッドでいうところのジグの演奏の時、クリス・シーリはとても嬉しそうです。 それを見る度、クリスがブルーグラスを愛しているのを再認識してほっとします。 パンチブラザ…
ここ日本において、アメリカーナ系のアルバムはただでさえ流通が極端に少なく、店頭で出会う率は限りなく0に近いでしょう(泣) ましてや、そのアメリカーナの中でもいぶし銀などと言われるアーティストとなったら最早見かけただけでも奇跡というものです。 …
そもそも情念の人なんだけど、ソロ1stの炎情ぶりが素晴らしい。 アラバマ・シェイクスも素晴らしいんですけど、どうも一本調子の印象が1stであったのは確かで、逸材だけどアラバマでやっていくと単調になりかねない危うさがありました。 ところが2ndで、…
フジッロックよりも期待度が高かったパンチ兄弟の来日公演。 最終日1stセットに行って来ました! 冗談抜きで現行アメリカンミュージック最重要バンドの一つと言っても過言ではないバンドの再来日公演だけに会場の熱気も半端じゃありません。 もちろん、今回…
その雑食性はいわずもがな、ワーカホリックな上に天才なクリス・シーリは神出鬼没と同時にパイセン、後輩関係なくクリスの蟻地獄に引き込まれてセッションさせられるのは、ここ数年の活動からも日常茶飯事です。 このスナーキー・パピーとの共演も珍しい映像…
ついに発表されたパンチブラザース来日公演! 今回は7/9〜7/124日間blue note東京で行われることが決まりました。パチパチ。 初来日公演ではステージに一本の集音マイクのみと言う驚きのセッティングながら、超絶技巧、驚異の音響でマニアも含め驚愕させた…
友人から薦められて、ジャケットを見た瞬間に多分ヤバいやつだと感じましたw ジャケットも良いですねえ…惚れ惚れしちゃいます。 ノラ・ジョーンズとかルシンダ姐が参加しているとか、ボビー・ジェントリーってカントリー歌手のカヴァーだとか、情報の一つ一…
今日はフジロック出演者第三弾発表があるかと思ったのですが、残念ながら追加発表はありませんでしたねw ということで、今日はラムチョップの新作をw 2016年の「Flotus」で新境地を開いたラムチョップが、3年ぶりの新作を出したんですよw日本ではひっそりし…
www.youtube.com どのくらいの音楽やバンドが時代の風化に耐えるのか? どのくらいの音楽や懐古趣味に堕することなく響き続けるのか? 考えたりすることありませんか? ビートルズとかニール・ヤングとか、ディランとか、時代の風化に耐えるのが誰の目にも明…
www.youtube.com スプリングスティーンと言うと「Born to run」を想像し、浜田省吾のようなバンダナ、Gジャン、Gパンに腕をまくったTシャツ。それにフリーウェイを疾走するバイクみたいなwそういうパブリックなイメージが殆どなんだと思う。(まあGパンって…
世の中には一発屋のイメージしかないけれど、B・ホーンズビーは本国アメリカではそれなりの地位を確立している。 リアルタイムで知っている人は一発屋のイメージ、リアルタイムを知らない人はほぼ全く知らない。それがブルース・ホーンズビーですw切なすぎる…
ついに出ました。 パンチ兄弟、待望の新作「All Ashore」! 前作「Phosphorescent Blues」で、ブルーグラスの境界線を軽やかに飛び越え、愛好家の度肝を抜いたパンチ兄弟が新作を提げて戻ってきました。 とはいえ、リーダーのC・シーリはメルドーとの共演作…
一発屋と言うのは、日本では結構笑われがちですが、海外では案外違うようです。 結構一時代を築いた人のような、敬意を払うニュアンスが入るようです。 このB・ホーンスビーも一発屋のイメージが濃いアーティストでしょう。 しかし、アメリカでは特にブルー…
自分にとって、今年はクリス・シーリ&ブラッド・メルドーに始まり、このクリス・シーリの「Thanks for Listening」で締めくくったと言っても過言ではないかも。 何せ、クリス&メルドーのパンパン膨れ上がった期待をも上回る素晴らしいアルバムにノックアウ…
今年、これ以上にワクワクする新譜はないだろうと思うくらい楽しみにしていたB・メルドーとクリス・シーリの共作は、その期待を上回る出来でした。 ジャズとブルーグラス。 共に日本人にとっては敷居が高いジャンルの頂きに立つ二人の共演であれば、難解なも…
Brad Mehldau (p)Chris Thile (mandolin,vo) クリス・シーリーとブラッド・メルドー。 よもや、この二人が共演アルバムを出すとは思わなかった… かたやジャズシーンを代表するピアニスト、かたやブルーグラスシーンを牽引する気鋭の天才のタッグである。最…
2001年、クリス若干21歳の時にリリースした作品。 一聴してクリスのマンドリンの爽快な響きにドキッとさせられます。 そして、バックにベラ・フレックやJ・ダグラス、エドガー・マイヤーなどが名を連ね、今に続くクリスの異種格闘技戦の始まりが、この作品に…
www.youtube.com 今更ですが、テイラー・スウィフトですw なんで?と仰しゃる方もいるかもしれませんが、彼女はれっきとしたカントリーシンガー。インタビューで「カントリーが好きと言っていじめられた」と語っているのを見て、やっぱりそういう風に見られ…
www.youtube.com ディランがエレクトリックでライブを行った時に「ユダ!(裏切り者)」とファンから非難されたのは、もはやロック史上の事件として知られています。 偉大なアーティストの大変革は、時に聴衆の激しい非難を浴びます。 その大変革は時代がゆ…
今年のフジロックは終わっても、あの一抹の寂しさがなかったのは、パンチブラザーズの来日公演が控えていたから。 それぐらい待ち焦がれていたパンチブラザーズの来日公演。 「これは事件だ!パンチがライブハウスクラスの箱でやるなんて事件ですよ!」と狼…
ポール・サイモン?フォーク歌手でしょ。 サウンド・オブ・サイレンスだったり明日に架ける橋だったり、ああ、スカボローフェアなんかもそうだよねw ポール・サイモンのイメージはあらかたこんな感じではないでしょうか? せいぜいソロを聴いていても、ステ…
最新作「アンダーカレント」も激賞され、益々注目を集めるサラ嬢。 ローリングストーン誌が「天才」と認めたのには、彼女の音楽的才能だけでなく、テクニック、歌唱力、表現力全てにおいて群を抜いているからとしか思えない。 ブルーグラス界のノラ・ジョー…
www.youtube.com サラ・ジャローズの1stアルバム「Song Up In Her Head」は、タイトル曲で幕を開けます。 言ってみれば、ご挨拶。そして、今まで大事に温めてきた自身の世界観や音楽観を満を持して披露する場でもあります。 1stアルバムの幕開けの曲は、彼…