二人の天才の邂逅 C・シーリとB・メルドー

Brad Mehldau (p)Chris Thile (mandolin,vo) クリス・シーリーとブラッド・メルドー。 よもや、この二人が共演アルバムを出すとは思わなかった… かたやジャズシーンを代表するピアニスト、かたやブルーグラスシーンを牽引する気鋭の天才のタッグである。最…

フジロック2017 出演アーティスト 遂に発表!

遂に第一弾が発表されましたね! 昨年より一般受けしそうなメインアクトの面々に狂喜した人も多いはず。 今回個人的に嬉しかったアーティストは以下の通り。 APHEX TWINBJӦRK ポスター表記からしてヘッドライナーでしょう。 ビヨークは説明不要の現在ボーカ…

フジロック2017 出演アーティスト WHY?とエイミー・マンを勝手に希望!

フジロック出演者発表前は、勝手な妄想を弄ぶのが何より楽しい。 これが来るんじゃないか?ツアー日程はどうだっけ?アルバム発売があるからフジロックに出演するんじゃなかろうか?様々な妄想する楽しさもフジロックならでは。 今まで「これが来るとは!」…

2017 fujirock  出演アーティスト大予想!

日程も発表され、既に始まってるフジロック。 1月中に第一弾発表があるかも?とやきもきしている人も多いと思います。 年々洋楽離れも進み、ヘッドライナー候補も挙げにくくなってきている昨今、それでも、あれやこれや夢を広げて楽しめるのがフジロック。 …

今月のライヴ 藤井郷子4

「月1回ならライブもいいよ」と妻が言ったから、今日はライヴ記念日 そんな感じで、月一回入魂のライヴ選びをしているw別に行かなくても良い時もあるし、そういう気分でもない時もあるんだけど、毎月一回のライヴを入念に選ぶのも悪くない。さて、今年の締…

Not All Who Wander Are Lost / Chris Thile

2001年、クリス若干21歳の時にリリースした作品。 一聴してクリスのマンドリンの爽快な響きにドキッとさせられます。 そして、バックにベラ・フレックやJ・ダグラス、エドガー・マイヤーなどが名を連ね、今に続くクリスの異種格闘技戦の始まりが、この作品に…

「1989」はまごうことなき傑作 テイラー・スウィフト

www.youtube.com 今更ですが、テイラー・スウィフトですw なんで?と仰しゃる方もいるかもしれませんが、彼女はれっきとしたカントリーシンガー。インタビューで「カントリーが好きと言っていじめられた」と語っているのを見て、やっぱりそういう風に見られ…

これは貴重な映像になる! パンチブラザーズ「ハウ・トゥ・グロウ・ア・バンド」

www.youtube.com ディランがエレクトリックでライブを行った時に「ユダ!(裏切り者)」とファンから非難されたのは、もはやロック史上の事件として知られています。 偉大なアーティストの大変革は、時に聴衆の激しい非難を浴びます。 その大変革は時代がゆ…

事件だったよ!全員集合! パンチブラザーズ来日公演

今年のフジロックは終わっても、あの一抹の寂しさがなかったのは、パンチブラザーズの来日公演が控えていたから。 それぐらい待ち焦がれていたパンチブラザーズの来日公演。 「これは事件だ!パンチがライブハウスクラスの箱でやるなんて事件ですよ!」と狼…

fujirock 2016 総括その3 歌モンスター復活 UA

しょっぱなから「情熱」!!!!!!! 不意をついて、UAの「やったるで!」的な気合の入った選曲にのけぞった。 ここ数年のUAは、ちょっと学究的というか難しい方に針が振れ過ぎた印象があり、悪くはないのは当然だけど、ちょっと物足りないものを感じてい…

fujirock 2016 総括その2 彼女の涙は何の涙か? James Blake

フジロック初出演の時のジェイムス・ブレイクを見た人で、どのくらいの人がジェイムス・ブレイクに期待していただろう? センセーショナルと言って良いフジ初出演のステージを上回るどころか、多くの人が失望覚悟でグリーンに集まったようにさえ思います。 …

fujirock 2016 総括その1 カマシがカマシてくれた!

終わってしまいました、フジロック。 この時期はやっぱり「誰がベストアクト?」でしょう。 今年のフジロックに関して言えば、即答です。 カマシ・ワシントン! カマシがカマシてくれた!この一言に尽きるんです。個人的には。 3日目、雨がパラつき、怪しい…

誰もが誤解したり、誤解されたり ポール・サイモン

ポール・サイモン?フォーク歌手でしょ。 サウンド・オブ・サイレンスだったり明日に架ける橋だったり、ああ、スカボローフェアなんかもそうだよねw ポール・サイモンのイメージはあらかたこんな感じではないでしょうか? せいぜいソロを聴いていても、ステ…

あなたの泣き顔に 栄光 七尾旅人/兵士A

今更言うことでもないけど、七尾旅人は炭鉱のカナリアのような感性を持っています。 時代に寄り添い続けるイタコのような存在なのでしょう。 「兵士A」 このタイトルを聞いた時、素直に「凄いなあ」と思いましたね。 何か色々な時代の空気の断片が凝縮された…

HMVがAmazonに一生かかっても勝てないワケ

ご多分に漏れず音楽愛好家としてはAmazonをフル活用している。 レコード屋を回るより、値段の比較をしたり、目当てのレコードを探したりするのに時間と労力と価格でメリット大だからだ。 ネット販売で探すとなるとAmazonにどうしてもなってしまうのは、レビ…

もう、この天才少女から目が離せない!サラ・ジャローズ

最新作「アンダーカレント」も激賞され、益々注目を集めるサラ嬢。 ローリングストーン誌が「天才」と認めたのには、彼女の音楽的才能だけでなく、テクニック、歌唱力、表現力全てにおいて群を抜いているからとしか思えない。 ブルーグラス界のノラ・ジョー…

fujirock 2016 かっこいい初めて聴くよなナンバー〜電気グルーヴ

フジロック2016、ようやくタイムテーブルが発表されました。 どのように動くかは、後日ここで発表するにして(誰も待ってないけどw)、改めて思うのは電気グルーヴのクロージングが思った以上に効いているということに尽きます。 よもやの電気グルーヴクロー…

sarah jarosz / song up in her headを改めて聞いてみた

www.youtube.com サラ・ジャローズの1stアルバム「Song Up In Her Head」は、タイトル曲で幕を開けます。 言ってみれば、ご挨拶。そして、今まで大事に温めてきた自身の世界観や音楽観を満を持して披露する場でもあります。 1stアルバムの幕開けの曲は、彼…

fujirock 2016 今年の夏、最も静かなヘッドライナー sigur ros

「孤独とは一人の時ではなく、大勢の人に囲まれている時に感じるものだ。」 とある人の言葉です。 sigur rosの音を聞いていると、この言葉を静謐に変えると、偶然ではありますが、ピッタリ当てはまるように思えてきます。 「静謐とは一人の時ではなく、大勢…

fujirock 2016 電気グルーヴのクロージングが待ち遠しい!

電気グルーヴがクロージング。 当初、ヘッドライナーを当てはめて考えるとウィルコがクロージングもある?と密かに期待していたが、蓋を開けてみたら電気グルーヴだった。 ウィルコにはガッツリやってもらいたかったが、電気がクロージングなら文句なしと言…

fujirock 2016 神様お願いです。一度で良いので苗場で見せて下さい。

ポーティスヘッドがABBAのカヴァーを公開。 独特な世界観は健在。 薄暗い苗場のステージで、これが見れたらどれだけ幻想的か。 本当に一度で良いから苗場で観たいものです。 www.youtube.com www.youtube.com

fujirock 2016 そろそろ2日目の「and more」が気になったりしてないかい? 

そろそろ2日目の「and more」が気になり始めませんか? ほぼ出演者が発表になり、グリーンも横並びにアーティストが並んでいるにも関わらずの「and more」 これを妄想を肥大化させても大概当ては外れるものですが、今年は20周年ですよ!スペシャルなサプ…

七尾旅人「エアプレーン」 この曲が想起させるもの。歌詞に潜むものを探る行為を

2000年代の超傑作「911ファンタジア」の象徴的な曲「エアプレーン」 この歌の歌詞はとても不思議だ。 アルバムの流れで聞くと、飛行機に乗っているのは誰か?その飛行機は何か?どこを飛んでいるのか? 911がタイトルなんでしょ、と高をくくると足元すくわれ…

七尾旅人「兵士A」を7月7日(七尾の日)にリリース!

「911ファンタジア」 2000年代の日本のロック?を語る上で、この作品は一つの金字塔になっているのは間違いないと思います。 個人的にはダントツで衝撃だったし、恐らく日本のロック史的にも時が経てば経つほどに「911」の存在は大きくなるでしょう。 それく…

Sarah Jarosz 21 世紀のアメリカーナを引っ張っていくミューズ

ブルーグラス界の吹石一恵ことサラ・ジャローズの新作が遂にリリースです。 待ちに待ったというか、最早カントリー界の期待の星、クリス・シーリーやサラ・ワトキンス、シエラ・ハルなどと共にアメリカーナを盛り上げる若きミューズの新作の登場です。 アメ…

fujirock 2016 在日ファンクが凄いのは?

待ちに待った人も多いに違いません。 在日ファンク、フジロック出演! お茶の間でもおなじみハマケン率いるファンクバンドですが、ハマケンだけじゃなく曲者ぞろいなのが、このバンドが人気を集める要因の一つです。 まずジェントル久保田。初めて在日を観た…

fujirockより熱い? その頂が我々には想像さえつかない パンチブラザース来日公演

夏を前にして、フジロックで盛り上がっている人も多いはず。 当然、苗場のあの場所で、あの雰囲気で過ごす至福の時間は、一度味わったら忘れられないものです。行った人じゃなきゃ分からない。 そんなフジロックが終わっても、楽しみがまた一つあるとしたら…

fujirock 2016 今年はサブステージも面白い! 

いよいよステージ割も発表されて、フジロック2016の全貌が見えてきました。 改めて見直してみると、なかなかのラインナップと喜ぶものもあれば、何だよ、ちょっとガッカリと思うところもあります。 何よりもWilcoのグリーンはガッカリ。がっつりホワイト…

凛としすぎてジャンル不明、決して揺らがないエイミー・マン

ここ日本では独自の人気や評価が海外アーティストには存在します。 日本だけで人気とか、海外では人気があるのに日本では意外な程人気がないなどです。 まあ独自の評価があって面白いし、だからこそチープトリックやクイーンのような逆輸入バンドが出るので…

タナカンファンなら狂喜 ミュージックマガジン最新号

プリンスロス状態の自分には、プリンス追悼特集で、ソラミミスト安斎肇と湯浅学の対談だけで感涙ものですが、ここへきてアメリカーナ特集とは嬉しい限りです。 リアノン・ギデンスの来日に合わせてのアメリカーナ特集。 特にリアノンのインタビューは嬉しい…