音のプレゼント John Hiatt with The Jerry Douglas Band - "All The Lilacs In Ohio"
前作「Eclipse Sessions」」で、声の張りも曲も老いた印象を受けていたJohn。
新作はジェリー・ダグラスと共演の一報に正直、老いた者同士がケミストリーを期待して作っちゃう類の企画色の強い一枚くらいに思って期待していませんでした。
ところが、これが見事なケミストリーを起こしていて、ゴナーズ時代の元気さと言うと語弊がありますが、歳を重ねた上でのあの頃に近い勢いを感じる見事な作品に。
バックがJohnを盛り立て、Johnの見事な歌の数々がジェリー達を輝かせるという、実に痛快な演奏を見せてくれています。
この歳を取っても奇跡が起きるし、年齢と共に味わいを増すあたりが伝統芸能の素敵なところだと改めて思いました。
ライヴ見てみたいですねえ。ここはバラカンさんあたりに頑張ってもらいたいです。